[INTERVIER]
韓国アニメーション最新事情



──『プレイ・テニス』と『人生』で表現したかったことを教えて下さい。

リュ・ジノ 実は技法的な側面で、人々が見たことのない技法を開発したいという想いが強かったんです。だから『プレイ・テニス』でもいろいろな技法で演出しましたし、『人生』の方は子どもの頃にクレパスで遊んだ記憶をアニメーションに盛り込んで人々が見たことのない新しい技法を開発したいという欲があって作った作品です。

──技法を作品によって変えておられる目的を教えて下さい。

リュ・ジノ  特別な目的はありません。学校でとにかくたくさんのものを経験したかったんです。『プレイ・テニス』の場合は1人で作ったわけではなく、チームでつくったものです。『人生』の方は卒業制作なのでまったく個人的な作品です。ですから数人の人たちと、その人たちの好みをあわせて作るのと、個人で徹底的に追求するのでは当然変わってくると思います。それは技法においても同じ。実は『プレイ・テニス』を作ってから『人生』を始めるまでに6ヶ月くらい時間がありました。その6ヶ月間に新しい技法を考えた末、クレパスで作ろうと思いついたんです。

──今、韓国では3Dが流行っているんですか?

リュ・ジノ  そう言えると思います。韓国ではゲームが非常に発達したので、産業もアニメも3Dに集中することになって、それだけ人材が必要になったんです。人材が必要になればそこにお金も集まりますし、社会の要求があるので3Dをやる人が増えた、と言えると思います。

──学生が作品を発表する場とか、資金援助などのサポート体制などはどうなんでしょう

リュ・ジノ  まず支援の話ですが、国家機関として映画振興委員会があります。ここで学生を対象に、一年に一度制作支援をする作品を公募をしていました。しかし、これが今年で終わってしまったんですね。『プレイ・テニス』はコレに当選して、国家から支援を受け制作した作品です。ただ、卒業制作の『人生』という作品の方はまったく個人的に作りました。実は応募したんですが、落ちたんです。それで仕方なく自分で全部制作した作品です(笑)

──最後に、アニメーション作家を目指されたきっかけと、今後どんなテーマでどんな作品を作りたいかお願いします。

リュ・ジノ  きっかけについてですが、やはり幼い頃から絵が好きで、関心があったということ。これが一番最初のきっかけだと思います。2つ目は、価値観の変化があったと思います。ずっとマンガやアニメが好きだったんですが、韓国ではそれらに対してあまりよく思わない偏見があって。私の両親もそうでしたから、工学部に進学しました。ですが、軍隊に行って自分についてゆっくりと考えた時に、「絵が好きなのにこんなことでいいのだろうか」と、ある瞬間決心したんです。兵役の後で両親を説得してアニメーション学科の方へ転向したわけです。こういう風に他の人たちとは違う始め方をしたので、他の人たちよりも一生懸命に勉強した面はあるんじゃないかと思います。学友たちが遊んでいる時でも、懸命に勉強して、大学は首席で卒業しました。今は留学の準備をしていて、映像について、もっとたくさん勉強し、韓国のアニメーションを育てたい。留学して、さらに監督としての知識とか技術を得るつもりです。また、たくさんの人に会って学びたいと思っています。

戻る

当サイトは「IE5.0」で動作チェックをしています。
当サイトで使用されている全ての文章・画像・その他の無断転載、使用、複製を禁止いたします。
ご意見・ご感想・お問い合わせなどは、 isindensin@isindensin.comまでお願いします。